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2013年6月23日 (日)

「湖(うみ)のレタッチ」の自然観

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 ↑この春の上演作「見よ、飛行機の高く飛べるを」合唱練習場面。先生役はアオイ君。生徒はほとんど1年生です。

 

「湖(うみ)のレタッチ」の上演迫ってきました。

 この芝居を書こうと思ったきっかけを書かせてもらいます。それは結論から言うならば北海道に古くから住むアイヌの人々の自然観に魅了されたからにほかなりません。

 カムイモシリに住む天空の精霊(ラマッ)。それはアイヌモシリで暮らすアイヌ(人間)のために天空から地上に降り立つのです。例えばあるものはシマフクロウになって、あるものはサケに、あるものは火になり、あるものはなんと流行病になって・・・・。つまり私たちの前に現れたすべての存在は、我々人間(アイヌ)の世界に働きかける使命をもっているのです。なんて素敵な自然観なのでしょうか。

 なぜアイヌ(人間)の人々はそんな世界を作るあげることができたのか、ここからは乳井の勝手な考えです。

 彼らは、私たち人間(アイヌ)の傲慢さを自省するために、この世界と物語を作り上げたのではないか。もし我々が、我々の前に現れるすべての命に感謝する気持ちを持つならば、自然や命、そして仲間の人間に対して尊大な態度をとることなどありません。それどころか慈しみの思いで接することができるし、そうしなければ生きていけないのです。だからあえて、壮大な神の世界、カムモシリの世界を創造したのです。カムイは人間(アイヌ)が作った、それが乳井の結論です。

 主人公でありコタンの守り神となるレタッチも、レタッチの力を借りてコタンの再興に力を尽くすイクレシエ役も1年生です。よく頑張ってます。ぜひご覧ください。 

 

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